施設核燃料物質取扱要項

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第4章 核燃料物質の使用

1.核燃料物質使用の基本的事項

(1)使用数量及び3月間最大使用数量

   排水設備の貯留槽での貯留期間中に核燃料物質を使用できる数量は以下のとおりとする。

種類

貯留期間中

使用量(g)

U-238(天然ウラン又は劣化ウラン)

2.0E+01

U-235

1.0E-04

U-233

1.0E-06

Th-232(トリウム)

1.0E+01

Th-229

1.0E-06

Th-230

1.0E-06

Pu-242

1.0E-11

   4月1日を始期とする3月間に最大使用できる数量は以下のとおりとする。ただし排水設備の貯留期間が該当する3月間を超える場合は貯留期間中の使用数量を超えてはならない。

種類

3月間使用量(g)

U-238(天然ウラン又は劣化ウラン)

2.0E+01

U-235

2.5E-03

U-233

2.5E-05

Th-232(トリウム)

1.0E+01

Th-229

1.0E-06

Th-230

2.5E-05

Pu-242

2.5E-10

(2)核燃料物質を貯蔵室から取出して使用する際は,核燃料物質の質量または放射能の測定を行い,原則として使用前と使用後の状況を写真データとして記録するものとする。

(3)核燃料物質の取扱いは,指定された実験室等で行うこと。

基本的実験手技に習熟し,かつ核燃料物質に関する一般知識を習得していること。

(4)事前に周到な計画をたて,使用目的に応じて放射線障害発生のおそれの最も少ない方法を採用すること。

(5)作業は原則として2名以上で行うこと。経験の少ない者は単独で作業を行ってはならない。

(6)人体に受ける線量を可能な限り低いレベルに保つよう,第2項及び第3項の定めを遵守すること。

2.核燃料物質の使用

(1)外部被ばくに対する対策

   ) しゃへい:必要に応じ適当なしゃへい体(鉛ブロック,アクリルしゃへい板等)を線源のできるだけ近くに置き,不必要な放射線ができるだけ作業空間に出ないようしゃへいすること。また,必要に応じ眼鏡をかけるようにすること。

   ) 距離の確保:必要に応じ距離をとるための器具(ピンセット,トング等)を用い,放射線源よりできるだけ遠くで作業をすること。

   ) 被ばく時間の短縮:被ばく時間ができるだけ短くなるように作業計画(作業方法,作業手順等)を立て,さらに実際に放射線下の作業を実施する前に,実際と同様な操作を非放射性物質を使用して練習( cold run )しておくこと。

(2)内部被ばく(外部被ばくも一部含む)に対する対策

   ) 管理区域内を常に整理整頓し,ほこりが立たないよう清潔に保つこと。

   ) GMサーベイメーターを近くに置き,実験を始める前,又は実験中は,随時実験台等の実験環境のチェック及び手足,作業衣等の表面汚染のチェックを行い,汚染がないことを確かめること。

   ) 作業場所を汚染した場合は,汚染箇所を明示し,汚染の拡大を防いだ後,安全管理担当者に通報してその指示を受けること。

   ) 身体の表面が汚染した場合は,洗浄剤等を用いて除去すること。除去が困難な場合は,安全管理担当者に通報してその指示を受けること。

   ) 作業器具,器材を汚染した場合は,洗浄,払拭,保管又は廃棄等の処置を施して除去すること。除去することが困難な場合は,安全管理担当者に通報してその指示を受けること。

   ) フード内等には,操作中に生じる核燃料物質で汚染された廃棄物(不燃物,難燃物,可燃物)用のポリエチレン袋を用意すること。

   ) 揮発性,飛散性,又は気体状の核燃料物質を使用するとき及び粉末の小分けなどを行うときには,フード内で取り扱うものとし,作業室内の空気汚染をできるだけ少なくすること。また,必要に応じマスク及び眼鏡をかけて取り扱うようにすること。

  チ) 手や腕に外傷があるときは,その部分を露出させて核燃料物質を取扱ってはならない。

   リ)核燃料物質を含む試料を持ち運ぶ場合は,試料の取り落し,一次容器の破損等が生じた場合でも,周囲を汚染させないよう適当な容器に入れること。

   ) 核燃料物質を使用した実験器具類は,放置しないで直ちに除染洗浄すること。なお,その実験器具類はその旨を明示し,未使用のものと区別して保管すること。

   ) 作業が終了した時は,GMサーベイメーターまたはαサーベイメーターで作業場所の汚染の有無を検査し,汚染のないことを確認した後,作業室から退出すること。